[Webデザイン] YahooとgoogleのMap APIと銀行の地図

今更僕ごときが言うのもアレですが、ちょっと会社概要とかに使う地図について調べたのでエントリー。内容は主にAPIの使用条件と、銀行のサイトで使用されている地図サービスの統計というか表です。

Webサイトを作るときに意外と面倒なのが店舗ごとの地図作成ですよね。
商用サイトの場合はサイト全体と比べると地図があるページはそんなに多くないのですが、他とくらべると訂正する回数が多い気がします。
(子供みたいな大人の事情が人それぞれにあるもんですから)

でまぁ一回一回オリジナルで地図を書き起こすのはもちろん素晴らしいのですが、選択肢としてYahoo地図APIやGoogle Maps API等も使えた方がいいよなぁと思って色々調べてみました。

Yahoo!地図API

Yahoo!地図Webサービスでは、以下に例示するものの、いずれかに該当するとYahoo! JAPANが判断した場合、Yahoo!地図Webサービスのライセンスを消滅させることがあります。

1.限られた人、コンピュータによるアクセスのみ認めているサイトでのご使用
2.企業、官公庁その他の団体におけるイントラネット内でのご使用
3.地図の使用によりユーザーから利益を得ていると認められるサイトでのご使用

Yahoo!デベロッパーネットワーク-Yahoo!地図

とあるので「商用サイトでもAPIを営利目的に使わなければOKなのかな」と思ったのですが、一応Yahooにメールで確認したところ、電話がかかってきまして「商用サイトの場合は Yahoo!ビジネスセンター扱いで全て有料ですので、地図APIの使用はご遠慮下さい」という回答をいただきました。

「それなら最初からそう書いてくれよ」とも思ったのですが、そういう取り決めがある以上は利用したら対価を払うのは当然です。また”無料より高い物はない”と言う言葉もあるように、むしろ安心を買うと思えば安いのかも知れません。

料金プランも最大五つの地図が作れて初期費用無しの月々三千円のコースからあるらしく、値段もお手ごろだと思います。会社の規模がまだ小さいお客様にはお勧めしやすい価格設定かなと。しかしまぁこっちとしては月々3千円より、一括で払えた方が少々高くても使いやすいなぁとは思うんですが。

また実際仕事で使うとなると地図を無制限に作れるスタンダードコース(五つ以上地図が必要ならこのコース)になる事が多いと思うんですが、その場合は初期費用込みで初年度48万8千円(税込)、1年ごとに37万8千円(税込)ということでなかなか使いにくい価格設定でした。

Google Maps API

Maps API は、非営利であればどんなウェブサイトでも無償で利用できるベータ サービスです。

Google Maps API

ということでAPIを営利目的で利用しなければ、どんなウェブサイトでも使えるらしいです。しかしこれが狭義での営利なのか広義での営利なのかによって解釈が変わってくる気もします。

また、Google Maps APIのヘルプには

Google Maps API は、無料でアクセスが可能なウェブ サイトのみでご利用いただけます。弊社の利用規約(英文)に同意のうえ、商業サイト内でご利用いただくことには問題はありません。
Google Maps API について質問があります

とあるように、規約を守れば商業サイトで利用しても問題ないと明記されてます。

規約どうりと言う事であれば
・有料サービスの一部としてMaps APIを使用しない。
・企業などのイントラネット内で使用しない。
・一日5万PV以上がある場合はGoogleに相談が必要。

というかなり緩いものになるらしいのです(他所様からの受け売りです)。しかし調べてみますと商用利用は違反と主張される方もいるようですので、利用する場合は一度英語の利用規約をきちんと読んで、自分で確認し判断した方がいいと思います。(将来的には広告が表示される可能性がある事も頭に入れておかないと)

そしてこのような便利サービスを利用する場合は、もう一つ考えておくべき事があります。
それはこのような正確な地図が必ずしも利用者にとって理解しやすいとは限らないと言う事です。

サービスを利用した場合の例を一つあげると、街中にある建物の地図なら回りも他のお店等に囲まれていてわかりやすいのですが、田舎の地図になると周りに建物が無いということが多々あります。その場合はただ道が書かれて、地図上にマーカーがあるだけの良くわからない地図になってしまいます。

また街中であっても、今度は逆にゴチャゴチャしすぎて解りにくいということもあるかもしれません。

やはり地図を描くのが上手な人が作った地図は、デフォルメしながらも要所要所のポイントを上手に押さえていて理解しやすいです。

いくら”Web”デザイナーであっても、やはりデザイナーとしてはすぐに地図サービスに頼るのではなく、”理解しやすい地図”を目指して自分で描く方が好ましいのではと思います。

まぁそこは時間や予算との兼ね合いで決めるのが正しい仕事の仕方なんでしょうが。

実際に企業はどんな地図サービスを利用しているのだろう

という事で調べてみました。調査対象のジャンルは銀行(信用金庫も含む)です。何故銀行なのかというのはお察しください。また銀行の規模の大きさで傾向が違う可能性があるので、大手・地方・信用金庫で別けました。

結果的には一つの業種で、全国・地方・地元(大中小って言うと流石に失礼)で括れたので悪いチョイスでは無い気もします。

大手の方は全国規模のものと九州・中国・東海・関東など複数県にまたがっている銀行も入ってるのでそこをご了承ください。

銀行(大手) 銀行(地方) 銀行合計 信用金庫
調査数 13行 103行 116行 111行
PDF 1 1 2
オリジナル 5 24 29 61
Yahoo!地図API 12 12 1
Google Maps API 15 15 5
ちず丸 9 9
ゼンリン 3 6 9
MapFan 7 7 6
マピオン 5 5 10 2
地図無し 1 24 25 34

とりあえずこれが合計227の銀行(信用金庫含む)が利用してる地図サービスの調査結果です。
(オリジナルというのは手書きの地図の事)

大手銀行

大手は基本的に地図APIが出揃う前からWebサイトや店舗地図のページを持っていたからか、新しいところはなかなか難しいのだろうか。

地方銀行

地方系になると如実に銀行自体の大きさを現しているのか、利用者の為にきちんと地図を用意している銀行もあれば、住所を明記してるだけの所も多かったです。またここに来てYahooとGoogleが顔を出してくるんですが、やはりyahooをはじめ有料サービスを利用してる銀行は総じて、新しいデザイン(お金がかかってる)サイトが多かったです。

またGoogle使っているサイトもあるのですが、この中には「地図を見る」「MAP」等のアンカーテキストからgoogle Mapに直リンしている数もカウントに入っています。これはGoogleだけではなく他の地図サービスにも言えることで、地方銀行になると地図サービスに直リンが増えてきます。

特にGoogle Maps APIにおいては予算の捻出が難しい・低予算で作らざるをえない地方銀行にとって、商用利用が無料なのが好まれるのだと思います。もちろん「Googleを使って少しでも利益を出そう」という製作サイドの都合で提案されたものがほとんどになると思いますが。

(今の表は直リンも数の内に入ってます。本当はきちんと利用してる所と直リンの所とで別々にカウントしてるのですが、某所に詳細なメモを忘れたので後日修正します)

信用金庫

信用金庫はと言いますと、一言で言えばオリジナルの地図を用意するかしないかのほぼ2択でした。地図サービスを利用しているとしてカウントしている物も殆どは直リンで飛ばしてるだけです。中には擬似フレームの中にgoogle Mapを表示するという凄いのもありました。

オリジナルの地図に関しても、大手の地図より地方の地図の方が雑というか簡単なものになる傾向があり、信用金庫にいたってはもう地図を見ても地元の人でもなかなか理解できなさそうなモノが多かったです。
ここら辺は銀行と信用金庫のシステム違いもあるでしょうし仕方ない事です。どちらかとおいうと信用金庫は職員さんが自分たちで作って更新してるんだろうなという、手作り感のこもった素朴でシンプルなものが主流でした。

ここらへんはそこそこ低価格でもそれなりのクオリティが出せる製作会社ならば営業をしてみる価値はあると思います。

中には複数の隣県地方銀行で、共通のテンプレートを色だけ変えて作っている事が一目でわかるような所もあったりして、「うまくやってる製作会社もあるんだな」と思ったりもしました。

パトラッシュ僕はもう眠いんだよ

と言う事でまぁなんかグダグダですが、なんかのときに参考として誰かのお役に立てればと思います。

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